ロリ漫画を淡々と評価するブログ【ろりたん】

天雲の切れ間に見える国。（しあわせ1500）

画力　　：★★★★★
実用度　：★★☆☆☆
総合評価：★★★☆☆

【参考画像】
著者ＨＰ参照

【他の作品】
なし

【ジャンル】
和姦系：9本収録。

【局部修正】
男女局部にやや大きめのホワイト修正。

【各話の内容】
①二人が幸せになれる場所（描き下ろし）
『登場人物（名前・年齢・衣装・性格等）とその関係』
兄ｘ妹（和姦）
♂兄（ヒロ兄）：イケメン青年風。妹とやや歳が離れている印象。妹の事が好き。
♀妹（リノ）：見た目小学校低学年くらい。フリル付きのブラウスとスカート、下着着用。我侭で生意気盛り。兄の事が好き。
『あらすじとＨシーンの構成』
→妹が無理を言って電気街まで兄の買い物に付いて行く。
→歩き回って疲れた妹が「お腹すいた！ノド渇いた」等と我侭を言う。
→兄がそれをなだめる。その後二人とも帰宅。
→疲れて不機嫌な妹に兄がプリンを買ってきて仲直りＨが始まる。
→兄が妹の体を触ったり、キスしたり、優しい言葉を掛けているうちに妹の機嫌回復。
→バックから中出し。
→Ｈの後仲良く二人で再度買い物へ出かける。

②ヨット
『登場人物（名前・年齢・衣装・性格等）とその関係』
青年ｘ少女（和姦）
♂青年（洋輔）：黒髪の美青年。歳の離れた晴海との交際が少女の家族にバレて会うのを禁じられる。
♀少女（晴海）：見た目小学校低学年くらい。黒い帽子とスカート、白いブラウス着用。家族に黙って青年に会いに来る。
『あらすじとＨシーンの構成』
→ヨットの上で生活する洋輔に会いに来る晴海。
→晴海は洋輔のこと好きなので家族に認められなくても「もう会わないなんてイヤ」と洋輔に告げる。
→洋輔は晴海の下着の上から性器を弄った後挿入→中出し。
→二人は駆け落ちを決意。燃料、食料を積んでヨットで海へ。

③ふと、疑ってしまう永遠の約束。
『登場人物（年齢・衣装・性格等）とその関係』
白人青年ｘ白人幼女（和姦）
♂白人青年（ウード）：幼女エルに恋をするが年齢と倫理の障壁との葛藤に苦しむ。
♀白人幼女（エル）：見た目小学生かそれ以下。冬物コートの下にフリル付きの下着着用。自分に優しくしてくれるウードを無邪気に慕う。共働きの両親を持ち、両親が留守の時にはよくウードの世話になっているようだ。
『あらすじとＨシーンの構成』
→季節は冬、ウードと仲良く手をつなぎ買い物と一緒に済ませご機嫌のエル。
→帰宅後、エルの両親は留守。二人は一緒に入浴する。
→入浴中、エルが無邪気に「ウードの花嫁さんになるから」と発言。エルに恋をするウードは倫理と恋慕の情の間で葛藤する。
→いつものようにおやすみのキスをねだるエルに対しウードは自制するためにキスを柔らかく断る。
→ウードに嫌われたのかと不安になり泣き出すエル。慰めるウード。
→再度エルは「ずっとウードのことが好き」と告げる。ウードは我慢しきれなくなりエルを抱きしめる。
→キス+ペッティングの後挿入→正常位中出し。

④あそびに来た猫
『登場人物（年齢・衣装・性格等）とその関係』
青年ｘ少女（強姦風だが最終的には和姦）
♂青年（クラッド）：黒髪の美青年。巨大集合住宅の一室に一人で住む。リノが好き。
♀少女（リノ）：見た目小学生くらい。金髪ロングでくせっ毛。クラッドと同じ集合住宅の別部屋に住む。上下フリル付きの下着姿。猫の如く気紛れな性格。時々クラッドの部屋に訪れる。
『あらすじとＨシーンの構成』
→クラッドが帰宅するとリノがあられもない下着姿で遊びに来ていた。
→遊び疲れソファの上で眠るリノ。
→我慢しきれずリノの下着を脱がして乳首にキスをして性器を弄るクラッド。
→眠りから覚めたリノが恥ずかしさからクラッドに抵抗。
→それでもやめないクラッドに口説き落とされ、激しく痛がりつつもついに貞操を奪われる。最後は外出し。

⑤星灯りは白む空の彼方に。
『登場人物（年齢・衣装・性格等）とその関係』
青年ｘ少女（和姦）
♂青年（フロイド）：黒髪の美青年。ジュリアが好き。大きな天窓の付いた部屋でワイン作りを営む。
♀少女（ジュリア）：見た目小学生くらい。金髪ミディアムでくせっ毛。フロイドのことが好きで時々泊まりに来る。
『あらすじとＨシーンの構成』
→フロイドの家に泊まりに着たジュリア。フロイドの家の前で沐浴をする。
→家の窓から沐浴をこっそり覗き、その幼くて清廉な美しい裸体に見とれるフロイド。それを見てジュリアは妖しく微笑む。
→夜、同じベッドに寝そべり天窓から星空を眺めつつ談笑する二人。やがてジュリアが先に眠りに就く。
→我慢しきれなくなったフロイドがジュリアの上着を脱がして胸に悪戯。
→目を覚したジュリアが妖艶に微笑んで「フロイドが望むなら私は何でも捧げるよ」と誘惑。
→互いに体を弄りあった後でジュリアがフェラ→顔射。

⑥恋あまり揺れる絵筆、君へ。
『登場人物（年齢・衣装・性格等）とその関係』
絵描きの青年ｘそのモデルの少女（和姦）
♂青年（ランドル）：眼鏡で色髪の美青年。チカをモデルにした絵が巧く描けずに悩む。チカが好き。
♀少女（チカ）：見た目小学生くらい。ロングでツインテール。上半身ヌードの状態でランドルの絵のモデルをしている。ランドルが好き。
『あらすじとＨシーンの構成』
→ランドルがチカをモデルに絵を描いているが、チカの美しさを表現しきれず悩み、その日は絵の制作を切り上げる。
→チカはランドルが去った部屋でランドルの絵筆を愛おしく舐める。
→ランドルが戻ってきてその場面を目撃。はしたないから止める様にチカに告げる。
→チカはランドルが一番好きと告白。ランドルが一番したいことを私にしてほしいと告げる。
→ランドルがチカの裸体を絵筆や指で弄った後挿入→痛がるチカに中出し。

⑦天雲の切れ間に見える国。 [前編]　
『登場人物（年齢・衣装・性格等）とその関係』
白人青年ｘ白人美少女（和姦）
♂白人青年（グラント）：眼鏡、煙草、無精ひげ、よれたＹシャツに緩めたネクタイ、ロングコート着用。厭世観漂い、ややくたびれた感じ。リザに会ってその美貌に一目ぼれする。
♀白人美少女（リザ）：見た目小学校低学年くらい？金髪ロング。グラントと会ったときの姿は、雨中に裸足でパジャマという不自然な服装。天使と見紛うばかりの美少女。美少女しか罹らない不治の病を患っている。グラントに助けられ深い仲に。
『あらすじとＨシーンの構成』
→グラントが街の暮らしに嫌気が差して、街を出ようとバスを待っていたところ大雨の影響でバスが止まり、足止めを食らう。
→その不運に嘆いていたところ雨の中途方に暮れている様子の美少女リザに出会う。
→リザは怪我をした小鳥を助けてほしいとグラントに懇願。二人は手近な安宿に泊まる事となる。
→リザは入浴して暖を取り、グラントは小鳥の手当てを行う。
→リザは不治の病に罹っていて病院にて治療中だったが閉じ込められる事に嫌気が差し逃げてきたらしい。しばし二人で談笑した後就寝することに。
→二人同じベッドに入り、グラントの優しさに惹かれたリザはグラントに寿命が残っている内に抱いてほしい旨を告げる。
→乳首を弄ったりクンニした後に挿入→中出し。
→翌朝二人は寄り添いながら旅に出る。

⑧天雲の切れ間に見える国。 [中編]　
ネタバレ防止のため割愛。

⑨天雲の切れ間に見える国。 [後編]　
ネタバレ防止のため割愛。

【Ｈシーンの特徴】
膣内射精で終わることが多いが、フェラ→顔射、または挿入→外出しで終わるケースも。
アナルセックスは皆無。
Ｈシーンまでのストーリー部分にややウェイトを置いているためか、若干短めであっさりと終わる印象。
やや実用性に難有りか。

【ヒロインの外見年齢】
小学生かそれ以下くらい？

【ヒロインの衣装】
フリルのついたスカートや下着、タイの着いたブラウスなどが多い。
ゴシックっぽい洋服が殆ど。いずれも細かく丁寧に描かれており好印象。

【Ｈシーン時の着衣状況】
全て半裸状態。
上半身だけ裸だったり、シャツがはだけていたり、ぱんつが脚にかかっていたり、ほとんど裸なのにソックスははいたままとか。

【ヒロインの容姿、体型】
胸は殆どぺったんこ、またはほんのり膨らんだ程度。
ゼロカップから大きくてもＡカップくらい。
髪の長さはミディアムからロングくらい。
短いヒロインでも肩くらいの長さ。

【ヒロインの性格】
多少挑発的であったり、反抗的であったり、気紛れな要素を持ったヒロインも登場するが、基本的には相手の青年を慕っている幼女が多い。
純粋無垢で、盲目的な恋路に身を委ねる幼女と青年が描かれている。

【ヒロインの陰毛の有無】
なし。

【処女描写の有無】
③.④.⑥.⑦などに描写あり。
痛がったり出血したりする。

【相手役の特徴】
タイプはそれぞれ異なるが、優しげな美青年が殆ど。
少女よりかなり年上に見える男性が多いが、中年以上のおっさんキャラなどは登場せず、また同年代くらいの少年なども登場しない。

【Ｈシーンの人数構成】
全作品、男ｘ女1：1

【推奨点】
1.耽美で瀟洒な独特の世界観。西洋絵画の如き趣がある。
西洋が舞台らしい話が多い。
著者の独特の美意識がはっきりと紙面から伝わってくる意欲作ばかりが収録。

2.画力抜群。
デッサン力もさることながら背景や人物の毛髪、衣装の細部に至るまで非常に丁寧で精密な描写が光る。

3.ストーリー性高め。
全ての作品に於いてエロ描写前後の物語部分も丁寧に描かれている。
エロ以外でも楽しめる要素が多く含まれる。

【留意点】
1.汎用性、実用性やや低め。
【推奨点】3.の裏。
ストーリー部分に比重を重く置いているためもあって、濡れ場はややあっさりしている感がある。
単行本内の著者コメント欄に於いても「エッチマンガでありつつ、エッチ成分が薄いんですけどネｗ」（原文まま）という記述があるため、意図的な作風であると思われる。

つまり、純粋無垢な幼女の心身の美しさと読み物としての読み応えを重視した単行本であると言えそう。
そういう意味で主流である「まずエロありき」のエロ漫画群とは一線を画す内容となっている。

2.修正が大きい。
男女性器部分は結構しっかり目に消されている。
結合部は勿論、スジすらあまり見せてない。
これははっきり減点材料と言えそう。

【本の性格・性質・指向】
※単行本の性格等を指標化したものであり、優劣に関わるものではありません。
ファンタジー：★★★★☆
リアリティ：★★☆☆☆
汎用性：★★☆☆☆
独自性：★★★★★

【参考リンク】
著者ＨＰ
しあわせ1500とは - はてなダイアリー
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まんがさんぽさんのレビュー ■天雲の切れ間に見える国。（しあわせ１５００）
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レビュー仕切れないどころか読みきれない量のエロ漫画を買ってしまった僕はつくづくアホ。