ロリ漫画を淡々と評価するブログ【ろりたん】

みにみみ（ＬＥＥ）

画力　　：★★★★★
実用度　：★★★☆☆
総合評価：★★★☆☆

【他の単行本】
無し。

【ジャンル】
11本収録。和姦系。
例外は、後述⑪で猫娘がミミックに触手レイプされる話。

【局部修正】
おまんこ無修正。
カリ部分だけ修正有り。
薄いトーン修正のみ。


【あらすじ】
①「子猫の可愛い飼い方」
２０代～３０代位のサラリーマンらしき正悟と
その飼い猫「もも」（＝猫耳幼女）が風呂場でＨな洗いっこをする話。

正悟の留守中、部屋で暴れて服と体を汚したももは、
正悟と一緒に風呂に入ることになる。

正悟の手で直に体を洗われて気持ちよさげなももは、
さらに、おまんことアナルの中まで丹念に洗われると、
あまりの快感におもらし。

その後はももが正悟をフェラした後、素股に移行。
二人とも気持ちよくなって、正悟はももの全身に射精。

②「子猫の正しい食べ方」
①の続編。

ももは正悟の部屋で一人でお留守番。
スク水を着て、ベランダでビニールプールに浸かった後、
ジュースを飲んでご満悦。

その時、部屋の隅に良い匂いのするダンボールに気付く。
正悟の許しを得ることなく勝手に開ける事には
後ろめたさを感じるももだが、空腹とその匂いの誘惑には勝てず開封。

その中には色とりどりの果物が詰められていた。
早速食べ始めるもも。

その後、職場から正悟が帰宅。
そこにはダンボールの前で水着のままうずくまるももの姿。

どうやら、荷物の中にキウィフルーツが混ざっており、
キウィはマタタビの一種として、猫を酩酊状態にする効果があった。

その為、ももはエッチな気分になってしまい、
横になってずっと悶々としていたようだ

そして、股を開いて水着の隙間から股間に手を入れ、
オナニーしながら潤んだ目で正悟をみつめるもも。

その姿に興奮した正悟はももにキスからペッティング。
その後ももから積極的にフェラ→顔射。

また正悟がももを愛撫した後で水着をずり下げて、
水着とおまんこの間でバックから素股→もものお腹に射精。

③「子犬の素敵な舐め方」
①②の続編。
どこからか逃げてきた子犬、える（＝犬耳幼女）と
川遊びをしていたももが川原近くの草むらで出会う。

ももは体を拭いて、えるの目の前で濡れた下着を脱いで
裸になっておひるねを始める。

「はずかしくないの？」と聴くえるに対し、
「女の子同士だし・・・」と応えるもも。

しかし、ももの剥き出しのすじまんこを見て
何故かドキドキするえる。

その時、ももは近くの葉っぱで指を切り、
それを見たえるはバイキンが入らない様に傷口を舐める。

そして、我慢しきれない様にももにキスをして、押し倒すえる。
えるが下着を脱ぐとそこにはペニスが生えており、
男女の性器を併せ持つふたなり少女だった。

その後、６９の状態からえるはももの口の中に射精。
顔に零しつつも、喉に溜まったえるの精液ゴクと飲み干すもも。

さらにえるは「ねぇ次はももちゃんの中でピュッピュッしたいのぉ」とももに要求。

ももは前は正悟のものだからとおまんこへの挿入は許さないが、
「お尻にゃら・・・いいよ」とアナルセックスを承諾。

そして、えるに手でおまんこを弄られながら
アナルを沢山突かれたももは、
えるが中出しすると同時に絶頂を迎える。

行為の後、えるはももにふたなりが原因で
酷い事をする飼い主から逃げてきた事を告げる。

その後、二人は一緒に帰宅し、正悟宅でともに暮らす事に。

④「わんにゃんパラダイス」
①～③の続編。

正悟が朝うなされて起きると、正悟の腹の上で熟睡する
ぱんつにエプロンを纏っただけのももの姿が。

正悟はももを起こすが、ももの露出の多い姿に思わず勃起。
布団越しにその感触に気付いたももに指摘される。

そのまま正悟はももを抱き寄せて、ももの乳首とおまんこにキス。
念入りにクンニを始める。

その様子を隣のキッチンから覗いていたえるに気付いた正悟は、
えるに「のぞいてないで入ったらどうだ？」と声を掛ける。

その後、正悟はえるとももにペニスの左右から
Ｗフェラさせた後、三人で仲良くＨ。

えるのおまんこに正悟が挿入し、えるのペニスをももがフェラ。
正悟がえるの膣内に、えるがももの顔に同時に射精。

さらに今度は、ももが正悟とえるのペニスを同時に挿入される。
正悟の太いペニスをおまんこに、えるの小さめのペニスをお尻に挿れられて
涎を垂らし歓喜に震えるもも。

もものおまんこには正悟のペニスはやや太すぎて、
入り口付近までしか入らないがそれでも、ももは満足げな表情。
その後、同時に二人から体内に出されてももは絶頂を迎える。

行為の後、えるが隣で調理途中だった
黒こげの焼き魚を三人でかじるシーンでラスト。

⑤「子猫の可愛いあっため方」
①～④の続編。

風邪気味でくしゃみをしているももに気遣い、
正悟は炬燵を出す事にする。

三人で温まっていると、えるは炬燵の中で居眠り。
正悟も座りながらうつらうつらとしていると、
ももが炬燵の中から正悟の膝元へ顔を出し、
正悟の股間の辺りに顔を押し付ける。

それによって思わず勃起した正悟。
その感触に気付いたももは正悟のズボンからペニスを引き出し、
積極的にフェラチオを始める。

あえなくももにイかされて、ももの口内に射精する正悟。
それを美味しそうに全て飲み干すもも。

正悟とももはＨの続きをしようとするが、
その様子を、目が醒めたえるに見つかってしまう。
「ずるいですぅ　私だけ除け者ですかぁ！？」と拗ねるえるを
正悟は宥めＨへの参加を促す。

ももの後ろからおっぱいを愛撫していた正悟は、
えるにもものおまんこを舐めてやってくれと頼む。

既にべとべとに濡れていたもものおまんこを広げ、
穴の奥まで丹念にクンニするえる。

調度よくほぐれた頃合にえるにクンニを止めさせて、
もものおまんこへ後ろから挿入する正悟。

そしてももはえるのペニスを正悟に突かれながらフェラ。
しばらく後に、口とおまんこに同時に射精されて果てるもも。

⑥「みにみみクリニック」
①～⑤の続編？
正悟とももが勤める小さな診療所に
医師である正悟を少年が訪ねてきた。
正悟は往診中で留守であるため、看護婦姿のももが応対する。

猫耳少女が大好きな少年はももの可愛さに惹かれ、
思わず嘘をついてしまう。

その内容は「自分は猫耳病という猫耳が好きで堪らない病気であり、
最近は収まっていたが、看護婦さんに出会ったせいで
再発してしまった」という荒唐無稽なもの。

しかし、あっさり騙されるもも。
そして少年に治療の為と騙されて何故かフェラを頼まれる。

その後はフェラからももの脱ぎたてぱんつを浸かっての手コキ。
さらに６９に移行した後、最後は素股フィニッシュ。

顔に少年の精液をたっぷり掛けられて尿道に残った精子を吸って
お掃除フェラをするもも。

⑦「にゃんにゃんらぷそでぃ」
主人公は中学一年女子の藤本美月。
幽霊を見る能力がある。

ある日、美月は幼馴染であり密かに思いを寄せている
猫好きの同級生男子、西里蒼空（にしざとそら）の見舞いに行く。

蒼空は飼い猫のミント（♀）が死んでから元気を無くし、
病気がちでその日も学校を休んでいた様子。

ちなみにミントは幽霊となり、蒼空の頭の上で寛いでいる様子を
霊感の有る美月だけは見ることができる。
どうやら蒼空はミントの幽霊に取り憑かれているらしい。

それが気に入らない美月はミントを追い払おうと、
蒼空が見ていない隙に小競り合いをするのだが、
ある拍子にミントに乗移られてしまい、
体の自由をミントに奪われ、さらに何故か猫耳としっぽが生える。

それを良いことに美月の体を乗っ取ったミントは
生前から大好きな飼い主蒼空を誘惑。

潤んだ目で蒼空に抱きついてキス。
さらにパジャマ越しの蒼空のペニスを擦り上げて蒼空に奉仕。

その後、ズボンからペニスを引き出して、直接フェラ。
さらに、自らもぱんつを下ろし、しっとりと濡れたおまんこを
剥き出しにした状態でお尻を蒼空に突き出し、
自らおまんこを指で慰めながら蒼空を見つめて
挑発的なポーズで蒼空を誘惑。

ついに我慢し切れなくなった蒼空はミントに操られた美月に襲い掛かる。
美月のおまんこを念入りにクンニしてしっかりほぐしてから挿入。
正常位の状態で沢山出し入れした後で、膣内射精。

⑧「カマクラと狐耳少女と俺」
かまくらに炬燵と食料を持ち込み、
暖を取っていた少年の元にやってきた
愛くるしい子狐（＝狐耳少女）二匹。

その可愛い二匹をもてなす少年だが、
楽しみにしていた甘酒まで
知らない間に平らげられてしまい、がっかりした様子。

すると炬燵を通って少年の膝元の布団から顔を出してきた、
少し甘酒に酔った様子の狐耳少女うちの一匹、
スズナに押し倒されていきなりキスをされる少年。

その後は二人の少女になすがままにされ、
スズナに玉舐めされると同時にナズナがペニスをフェラ。
あえなく、二人の顔に精液を撒き散らしてしまう。

その後少年は二人にねだられて、
騎乗位の状態でスズナのおまんこに挿入しながら、
顔の上のナズナのおまんこを懸命に舐める。

すると、再度スズナの膣内に射精する少年。
同時にナズナも絶頂を迎え、少年の顔の上でお漏らししてしまうが、
少年はそのおしっこをゴクゴク飲み干す。

さらに、二人の少女がおまんこを重ね合わせて横になった状態の、
おまんこの間にペニスを挿入し、二人の体の間に射精する。

行為の後、居眠りしてしまった少年が目を覚ますと
二人の姿はもう無く、寂しさを覚えるが、
また次の日には、二人が少年のかまくらを訪れ、
仲良く食事をするシーンで終わる。

⑨「猫耳の恩返し」
学生らしき少年が、顔見知りの家の飼い犬、太郎を道で発見。
どうやら太郎はその家から逃げ出したらしく、変なものを咥えている。

仕方ないので、咥えていたものを太郎にその場に置かせ、
太郎を飼い主の家に届ける事に。
そして、その少年の行為を背後から見つめていた
猫の姿がそこには有った。

その後、猫耳少女が少年宅を訪ねてくる。
「助けていただいたにゃんこです。だから恩返しに来たのです！！」
と言うのだが、少年は身に覚えが無い。

少年の記憶に無いことにショックを受ける少女だが、
気にせず「今夜一晩恩返しするです！！」と強引に家に上がりこむ。

早速少年の食事の用意をキッチンでする少女。
それを後ろから少年が眺めていると、
少女は下着を履いておらず、お尻とおまんこが
丸見えであることに気付き、少しどきどきする。

その後、家事に慣れていない様子の少女が、
少年の目の前で転び、少年の腹の上に尻もちをつく。

少年がふと見ると、目の前には少女のおまんこが。
思わず勃起する少年。

それに気付いた少女は、少年が怪我をして
患部が腫れているものと思い込み、
ズボン越しに手でさする。
が、当然その腫れは引くどころかむしろ大きくなってしまう。

その後、我慢の限界に来た少年に頼まれ、
直接「患部」を舐めて治すことになった少女。

少年は少女の舌の刺激に耐え切れず、
少女の顔に精液をぶちまけてしまう。

今度は69に近い態勢から少女のおまんこを舐める少年。
それに対し、射精後のお掃除フェラを行う少女だが、
クンニの快感に集中できない様子。

その後、少年はクンニを中止。
すると物足りなそうな少女の様子。

少年に「もっとして欲しいの？」と聴かれると、
赤面しながら「うん」と応える少女。

そして、少年に「じゃあもっと気持ち良くしたげるよ」と言われて
濡れ濡れの膣に挿入される少女。

正常位の状態からペニスで沢山膣内を刺激され、
気持ちよくなった少女は少年の膣内射精と同時に果てる。

⑩「Sheep Sheep Sleep」
寝つきの悪い少年が脳内で羊を数えていると
一匹の羊が柵に引っかかって転ぶ。

すると、少年匠の部屋に何故か毛糸ぱんつを
履いた羊耳少女、めぇ美が登場。
「私さっきの跳ぶの失敗した羊です」とのたまう。

夢うつつの判断の付かないまま匠はめぇ美の話を聞く。
するとめぇ美は、「安眠にさそうのが羊の役目だけど、
私は運動オンチなので代わりの方法で
匠さんにぐっすり寝てもらいたい」と言う。

そして「めぇ美といっぱいＨすれば・・・・・・
ぐっすり眠れると思うんです」と言いながらぱんつを下ろし、
すじまんこを見せながら匠を誘惑。

「それはさすがに・・・・・・」と赤面しながら困惑する様子の匠に
業を煮やした様にめぇ美の姉でり巨乳お姉さんキャラの
めぇ姉さん登場。

姉妹で匠に奉仕しながら、めぇ美とのセックスに誘う。
その後は、めぇ美が匠にフェラした後、口内射精。

さらにめぇ姉さんのリードにより、めぇ美の幼いおまんこに挿入する匠。
匠がペニスでめぇ美のおまんこを擦るのに加え、
めぇ姉さんは妹のクリトリスを舌先でちろちろ舐める。

その快感により果てるめぇ美。
それと同時に射精する匠。

⑪「猫まっしぐら」
トレジャーハンターの猫耳少女ノラは、
屈強の冒険者ジャンに子ども扱いされるのを悔しがり、
彼を見返すべく、幾多の試練を乗り越え
独りでダンジョン奥の宝箱まで辿りつく。

早速光沢も眩い目の前の宝箱の開錠に取り掛かるノラ。
おもむろにピッキング道具を取り出す。

するとあっさり開くのだが、中に入っていたのは
宝物ではなくなんとミミック。

宝箱の中のミミックとばっちり目が合い冷や汗を流すノラ。
止せば良いのに、ピッキング道具でミミックの目を突く。
すると、怒ってノラに襲い掛かるミミック。

ミミックの触手攻撃により、ノラは体の隅々まで愛撫され、
衣服をずらし脱がされたあげく、
汁気を含んだぬるぬるの触手で全身の穴という穴を犯され、
白濁液を注がれる。

漸くミミックの陵辱が終わった後、
到着したジャンがミミックを
一刀の元に切り伏せ、ノラは救出される。

【Ｈシーンの特徴】
普通のセックスの他にフェラ、愛撫、ふたなり、３Ｐ、アナル等多彩。
セックス未遂で終わる話もちらほら。

また、全員獣耳系のヒロインであるためか、
やや設定に凝っており、その為ややＨシーンが淡白に見える話も有る。

⑪以外は全て和姦であり、ほのぼのとした雰囲気のＨシーンが特徴。
⑪についても、キャラクタがかなりデフォルメされた
ファンタジックな設定であり、
ヒロインも感じている描写が有る為、悲壮感は薄い。

【ヒロインの外見年齢】
小学生以下～中学生くらい？

全員がリアリティをあまり重視しない
獣耳少女という設定であるため、
現実的な年齢に置き換えるのは難しいが、
かなり幼い体型、外見のヒロインが中心。

ただし、先述の⑩で登場するめぇ姉さんは例外。
巨乳発達体型だが、あまりＨに積極的に参加もしていないため、
あくまで脇役的ヒロインに過ぎない。

【ヒロインの衣装】
全裸、半裸は勿論、チャイナ服、ワンピース、パジャマ、ナース服、
ブレザー型制服、和服、裸エプロン、羊っぽいもこもこの毛糸服、
冒険者風の服装等多種多様。

かなり凝っている印象。

ちなみにヒロインは全員半獣人型なので、
獣耳や羊の角、しっぽ等はデフォルト装備。

【ヒロインの容姿、体型】
おっぱいはぺったんこ～少し膨らんだ程度。
また上着を脱がずに下半身だけ裸のままＨしたりする場合も有る為、
そもそもおっぱいが描かれていない時もある。

例外として、先述のめぇ姉さんだけ巨乳。
基本的には、かなりロリ体型を強調したヒロインが多い。

髪型はショートヘアが多いが、
③で登場する犬耳少女えるや、
⑧で登場する狐耳少女スズナはロングヘア。

【ヒロインの性格】
人懐っこくてＨにやや積極的なヒロイン多し。
恥ずかしがりなヒロインも居るが、
基本的に相手役の男性を慕っている事が多いので、
スムーズにＨに移行する場合が多い。

【陰毛の有無】
例外なく全員なし。

【処女描写の有無】
殆ど無し。
初めてらしいヒロインでも、出血したり痛がったりする場合は
殆ど無く、すんなりペニスを受け入れる。

【相手役の特徴】
少年～青年が多いが、③などでは、
ふたなり犬耳少女とのＨシーンが描かれている。

また④⑤⑧では♂♀♀の３Ｐ中心であり、
⑪では先述の通りミミックに猫耳少女が犯される。

【Ｈシーンの人数構成】
♂ｘ♀が基本だが、例外は【相手役の特徴】の通り。

【推奨点】
画力は相当高い。
服装や獣耳等の細部のディテールにも凝っており、丁寧な仕上げ。
Ｈシーンの複雑な体位、構図等も難なく描きこなす。

また、紙面をごちゃつかせることなく
余白を巧く使っており読み易い。

さらには、話もあっさりと分かり易く仕上げられている。
著者の読者に対する気遣いと努力、工夫の跡が感じられる。

それらはいずれも功を奏しており、
読者はストレス無く読み進める事ができそう。

そして、この著者の画風は所謂萌え絵柄であり、
ヒロインは勿論登場人物はデフォルメされており、
愛くるしく描かれていて好感を持ち易い。

今回の単行本のヒロインは全て獣耳系で統一されており、
そちらの嗜好の在る方には出色の一冊と云えるのでは。

【留意点】
まず、最初にこの本の大きな特徴としては、
ヒロインが全員獣耳付きであるという事。
獣耳属性の全く無い方には薦め難い一冊。

さらに、画力の割にやや実用度の評価を控えめにしたのは理由がある。
それは、先にも少し述べたが、ややＨシーンの淡白な話が
幾つか見受けられた事である。

話によっては、その絵柄が特徴的な事もあって
エロ漫画というより、萌え漫画に近い様な印象すら受けた。

挿入未遂の話も幾つか有って、
実用性を高く求められるエロ漫画に於いては、
もう少し濃厚な濡れ場を含ませたほうが、
一般的な評価は高くなるのではないだろうか。

とはいえ、画力の高さと比べると
「相対的にやや物足りない」といった程度で、
水準程度のクオリティは発揮しているものと思われる。

【補足】
過去記事では少し書いたが、
ここ最近のＬＥＥさんの著作を見る限り、
【留意点】で述べた様なエロ描写の淡白さは
かなり解消されている。

さらに画力も向上しており、次回単行本等は
さらなる良作が期待できそう。

総合的な技量はかなりのハイレベル。
要注目作家の一人といえそう。

参考としてパロメータを追加するなら下記の様な感じである。

画力　　：★★★★★
実用度　：★★★
萌え　　：★★★★★
今後の期待度：★★★★★
総合評価：★★★

勿論、今後の期待度等はあくまで、
既に敢行されている単行本の収録作を評価する趣旨の
今回のレビューの評価対象にはなりえないし、
萌え絵柄自体を加点対象にするのも評価を歪にしかねないため、
総合評価の対象には加えていない。

ただ、この著者が今回の評価以上の、
パフォーマンスや独自性を今後に示す可能性を
期待を込めて管理人が感じた範囲で記したものである。

【参考リンク】
著者ＨＰ
ＬＥＥとは - はてなダイアリー
オナニーグッズ人気投票

【雑記】
上記レビューで萌え萌え言いながら
管理人は実は非エロの所謂「萌え漫画」は敬遠しがちです。

なんかね、キャラだけに力入れて話とかは
結構陳腐だったりする漫画が多い様な気がするんですよ。

勿論全部が全部じゃないですよ？
よつばと！とかは普通に好きですし。

けれども、やはり非エロの一般コミックでは
ハードでシリアスな作品の方が好みだったりします。
前回紹介した勇午なんかもそうですね。

その他には、シグルイや士道、嘘喰い、オメガトライブ、ベルセルク、
ヴィンランド・サガやヒストリエ。

さらに無限の住人や銃夢、闇金ウシジマくんなんかも大好きです。

ちなみにヒストリエの作者の代表作はあの寄生獣。
またヴィンランド・サガの作者はプラネテスと同じです。

しかし、最近映画化もされたし、面白いのに
意外なくらい話題になってないな、と感じるのがフリージア。
あらすじ等はwiki辺りを見てもらえれば分かると思うので割愛。（※ネタバレ有り）

作品全体の気だるさや仄暗さ、戦闘シーンの空気と時間の濃密さ、
狂気と正気の境目で行われる殺し合いの描写等は
非常に独自性も高いし、もっと評価されても良いと思うですけどねぇ・・・

ちなみにＩＫＫＩに掲載されていますが、
同じ掲載誌の中でもう一本お薦めを挙げるならぼくらの。

こっちは同著者の前作なるたるが強烈なインパクトを含む鬱漫画だったので
そこそこ話題になってるみたいですが、
既刊の単行本等では殆ど絶版状態みたいです。

僕は漫画を描いて飯を喰えるレベルの人は殆ど天才か超人の類だと
思っているのですが、それでも本が売れるとは限らない。
エロ漫画界に限らず厳しい世界です。

【参考】
よつばと! - Wikipedia
勇午 - Wikipedia
シグルイ - Wikipedia
士道 - Wikipedia
嘘喰い - Wikipedia
オメガトライブ (漫画) - Wikipedia
ベルセルク (漫画) - Wikipedia
ヴィンランド・サガ - Wikipedia
ヒストリエ - Wikipedia
無限の住人 - Wikipedia
銃夢 - Wikipedia
闇金ウシジマくん - Wikipedia
寄生獣 - Wikipedia
プラネテス - Wikipedia
ぼくらの - Wikipedia
なるたる - Wikipedia